夢を見るには日頃から
正月の夜に見る初夢はあまり厳格な定義はなく、大晦日の夜から元日、1日から2日または2日から3日の夜に見るものなど諸説あります。また一富士二鷹三茄子ということわざがあり、縁起が良いとされています。富士山には日本一や末広がり、そして富士と無事をかける意味を持っていて、鷹は運気上昇、茄子は事を成すという意味のようです。また占いでは正月に関連した内容のものは良い暗示とされていて、家族で正月を過ごしていたり、正月に誰かが訪ねてくるといったものは、円満な家族関係や恋愛が良い方向に発展するといった意味があります。1年のスタートですから、できれば縁起の良いとされるものを見たいものです。正月に良い夢を見るためには、日頃から見たいものが見られるように訓練しているのがよいかもしれません。
夢を見るという状態は、体は休んでいて脳が働いているレム睡眠で起こり、この時に脳が経験や記憶などを思い起こしたり、無意識化にある潜在意識の願望が表れることで見ているのです。レム睡眠はおよそ90分周期で起こるので、8時間ほど眠った場合であれば、一晩の眠りの中で5~6回繰り返しています。ですから、眠りにつく前に見たいものの写真や、連想させるものなどを眺めておくと見やすくなります。また、頭の中で見たいものを想像して眠るのも良い方法です。最近ではそれに関するケータイアプリまで登場しています。寝る前に見たいものを選んで、起きる時間をセットするだけで完了であり、さらに自分で内容を作ることもできるのです。このアプリを利用して日頃から見たいものを見られるようにしていると、正月に縁起の良いものを見られる可能性が高くなります。またせっかく見たのに覚えていないという人もいますが、寝ている間も外部の刺激を受けやすかったり、右脳が活性化している人はよく覚えているといわれています。家族団欒の機会が少なくなった今、正月に家族で初夢についてあれこれ語り合うのもとても良いものです。
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